アメリカンフットボールは見所たくさん

 

前項の試合の流れだけでも、アメリカンフットボールの面白さがかなり伝わったと思います。さあ解説を続けましょう。

 

パントで攻守交替することを選択した場合は、パントキックされたボールはディフェンス側がキャッチしてリターンとなります。そしてリターナーをタックルした地点からが相手チームの攻撃開始となります。

 

次はタッチダウンです!やはりこれが花形です。オフェンスが相手のエンドゾーンまでボールを持ち込めばタッチダウンです。パスしたボールを相手エンドゾーン内でキャッチしてもタッチダウンで、6得点獲得です。タッチダウン後にはボーナスポイントは1点か2点あります。タッチダウンすると、ポイントアフタータッチダウンの攻撃となります。相手陣3ヤードの地点から、キックをゴール内に蹴り込めば1点獲得、パスかランでエンドゾーンにボールを持ち込めば2点獲得です。

 

ポイントアフタータッチダウンでの攻撃が終了すると、タッチダウンしたチームのキックオフでプレーが再開されます。フィールドゴールを決めた後でも、その決めたチームのキックオフでプレーが再開されます。

 

面白いのは攻撃中でも逆に得点されてしまうことがある点です。それはオフェンスが自陣エンドゾーン内でタックルされた場合、スナップミスやファンブルなどでプレーが終了する場合で、「セーフティ」と言って、ディフェンス側に2点が入るのです。この場合、得点されたオフェンス側の自陣20ヤードからキックオフしてプレーが再開されます。

 

このように息つく暇もなくゲームが進行するので、他のスポーツとは違った楽しみ方ができます。他にも反則の発生で黄色いフラッグ(ペナルティ)も出ます。得点経過はスコアボードを見ましょう。得点経過はクォーター毎に表示されており、現在のダウン数、新たな攻撃権を獲得するのに必要な前進距離、ボールの位置も示されています。

 

フィールドクロックは、そのクォーターの残り時間を表示しています。試合終了時に同点だったら、引き分けや再試合などいろいろな対応をします。まずは、1回観戦してみて下さい。その面白さはすぐに堪能できると思います。