試合の流れ

 

キックオフで試合が開始されるわけですが、これは自陣の30ヤード地点(エンドゾーンからのヤード数)から相手の陣地に向かってボールをキックします。これをレシーブした選手(リターナー)がタックルされたたら、その地点から、レシーブ側が最初の攻撃を行います。

 

そして、スナップからオフェンス(攻撃)が始まります。オフェンスは、センターと呼ばれるオフェンスラインが、ボールを後ろにスナップしてクォーターバックに渡すことで始まります。このように各ポジションの役割や特徴があります。

 

攻撃はランプレー、パスプレーの組み合わせです。ランプレーは、クォーターバックからボールを受けた選手がボールを持って走ることです。オフェンスラインが走路を確保するようにして、ランニングバックなどがボールを運んでどんどん前進します。プレー終了となるのは、ランナーがタックルされた地点です。

 

パスプレーにはルールがあり、それは1回の攻撃中に、前へのパスは1回しかできないということです。攻撃を始めた地点よりも前に出て投げることも禁止です。パスが成功したら、レシーブした選手がタックルされた地点でプレーは終了です。パスを失敗した場合は、元の位置から次の攻撃が始まります。こうして、じわじわ前進していくわけです。

 

ひとつのプレーが終了するとハドルです。これは選手が集まってする作戦会議です。次のプレーを決めて各選手に伝達するのです。攻撃側はこうして次のプレーを確認するわけですが、守備側では相手の次のプレーを予想します。

 

さて、10ヤード以上進むとファーストダウン獲得です。つまり、4回の攻撃で10ヤード以上進むことができれば、新たに攻撃権が獲得できるのです。これが「ファーストダウン獲得」です。

 

10ヤード前進を獲得できない場合は、4回目の攻撃は次の3つのプレーからの選択となります。

 

まずは、フィールドゴールを狙うことです。相手エンドゾーンに近いなら、ゴールポストの間にボールを蹴り入れて3得点を狙います。

 

次の選択はパントを蹴って陣地挽回することです。これは攻撃権を放棄する代わりに、相手の次の攻撃を不利にするために相手陣深くまでできるだけボールを蹴って、攻守交替する作戦です。

 

3つ目はギャンブルを行うことです。これは、そのまま攻撃を続行して、最後までファーストダウン獲得、タッチダウンを狙う作戦です。10ヤードに届かなかったら、その地点から相手の攻撃になるので、「ギャンブル」というわけです。試合の終盤で選択されると確かにハラハラしそうですよね。